ルクスは帝国の平民剣士だ。ある書状を『天恵』に届ける命令を受けて、離宮へと赴いた。『天恵』とは、その名のとおり大地を富ませる不思議な力を持った女性――女王のこと。普通ならルクスのような身分の低い者が拝顔できる相手ではない。だが彼は離宮で破格の厚遇を受け、『天恵』本人と会うことを許される。彼の前に現れたのは、幼いころいっしょに遊んだことのある少女・ジュリエットだった。旧交を深め合うふたりに、やがて悲劇が襲いかかる…!